甲状腺の吸引細胞診




甲状腺の中の腫瘍部分より、針と注射器を使って細胞をとり、その細胞を調べる検査です。診断率は90%で、触診、超音波よりも優れている。特に乳頭癌において診断能力が高いです。

手技 静脈採血に用いられる細い注射針を用います。まず腫瘍を指で挟み固定し、注射器を持ち、病変部に刺します。そして二三回吸引して、針の先を前後、左右、上下にすると細胞を採りやすくなります。そして注射器の陰圧を戻して、注射針を抜きます。

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その針の中に残った細胞をスライドグラスにかけて、標本を作ります。癌細胞ほど、細胞が採れやすい傾向があります。

腫瘍を疑ったときに、初診時に日常的に行われるべき検査だと思います。